火山の恵み

日本には何と100以上もの活火山があります。

噴火などの大きな災害をもたらすこともある一方で私たちに多くの恵みも与えてくれています。

今回はその火山の「いいところ」を見ていきましょう。

『温泉』

火山と言えばやはりこれでしょう。

地下深くから上昇してくるマグマの熱で地下水が温められたのが温泉です。

箱根、熱海、草津、別府、有馬、… のんびり温泉旅行に行きたくなっちゃった!

『美しい景観』

火山と言えば富士山。美しい山ですよね。

遠くから見るもよし。山頂から周囲を見るもよし。でも登るのはきついよ。

『美味しい湧き水』

火山はすき間の多い溶岩でできています。

故に火山に雨が降るとその水は地面に染み込み地下水になって湧き出します。

この水がとっても美味しい!

スーパーで売っている富士山の天然水は私もよく飲んでいまーす。

『大切なエネルギー資源』

地下のマグマや岩はとっても「あったかいんだから♪(←クマムシ)」

この地熱で発生した蒸気を使ってタービンを回す地熱発電があります。

『美しい鉱物資源』

火山のマグマは地下深くから金、銀、銅、亜鉛などを運んできます。

マグマが冷えた後にはこれらの金属を採掘できることも。

『たくさんの有機物』

火山灰が積もってできた土には有機物がいっぱい!

水はけもよく、野菜の栽培にとてもいいんです。

このように火山は私たちの暮らしにたくさんの豊かな恵みを与えてくれています。

噴火して災害さえ引き起こさなきゃいいやつなんです。




◆コーヒーブレイク◆

温泉に行きた~い。

火山の恵みを直接肌で感じた~い。

でもおカネも時間もないんですよね。(涙)

何とかならないのかなぁ?と思っていたところ、良い物を見つけました。

「日本の名湯 源泉の愉しみ」

簡単に言うと日本の名湯10種類の入浴剤なんだけどね。

自宅にいながら日本の名湯10箇所を日替わりで楽しめるんです。

何と贅沢な!

登別カルルス、乳頭、鳴子、那須塩原、野沢、山代、奥飛騨新穂高、美作湯原、道後、黒川、

週末の度に今日はどこにしようかな?なんて悩むのも良いかも。

考えてみれば渋滞や人ごみに巻き込まれて疲れることもないし、移動の時間の節約にもなるし、最高かも。

さぁ、自宅で温泉気分を楽しもう!




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火成岩

火成岩にもいろいろあります。今回は火成岩を分類してみましょう。

前々回勉強したように火成岩は火山岩と深成岩に分けられます。

火山岩は地表や地表に近いところでマグマが急に冷えて固まったもの。

深成岩は地下の深いところでマグマがゆっくり冷えて固まったもの。

火山岩は急に冷えた為、大きな鉱物の結晶と小さな鉱物の結晶やガラスが混じっています。

深成岩はゆっくり冷えた為、同じようなサイズの大きな鉱物の結晶からできています。

そしてそれらは更に造岩鉱物の違いで分けることができます。

無色鉱物は主にケイ素と酸素の化合物である「二酸化ケイ素」という成分からできています。

有色鉱物は「二酸化ケイ素」に「鉄」や「マグネシウム」などの金属元素が含まれています。

二酸化ケイ素の割合が玄武岩では約50%、花こう岩は約70%と、二酸化ケイ素の割合によっても分けることができます。

ここまでをまとめると…

火山岩… 玄武岩     安山岩   流紋岩
深成岩… はんれい岩  せん緑岩  花こう岩
       黒っぽい     ←→    白っぽい

「玄武岩」は大きな鉱物の結晶と小さな鉱物の結晶からできている「火山岩」で有色鉱物の「かんらん石」や「輝石」が多く含まれ黒っぽい。

「花こう岩」は同じようなサイズの大きな鉱物の結晶からできている「深成岩」で無色鉱物の「カリ長石」や「石英」が多く含まれ白っぽい。




◆コーヒーブレイク◆

こうして勉強すると火成岩にもどんどん興味がわいてきます。

写真だけでなく実際に手にとって勉強することができれば理解も深まるし楽しいですね。

やっぱり標本が欲しいなぁ。

石におカネを出すなんてきっと家族は許してくれないだろうな。

どこかへ拾いにいくか…




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造岩鉱物

前回、マグマの粘り気が火山の形に影響することを勉強しました。

ということはマグマからできている火成岩にも違いがあるのでは?

そうなんです。マグマの粘り気が違うと含まれる造岩鉱物が違ってきます。

造岩鉱物とは岩石を作っている主な鉱物のことです。

この造岩鉱物を調べれば火成岩の違いもわかりますね。

主な造岩鉱物は「かんらん石」、「輝石」、「角せん石」、「黒雲母」、「石英」、「カリ長石」、「斜長石」の7種類です。

これらが含まれる量によって火成岩の色が違ってきます。

「かんらん石」、「輝石」、「角せん石」、「黒雲母」は鉄やマグネシウムを含みどれも黒っぽい色をしていて有色鉱物と言います。

「石英」、「カリ長石」、「斜長石」は鉄やマグネシウムを含まずどれも白っぽい色をしていて無色鉱物と言います。

有色鉱物を多く含んでいれば色が濃くなり、無色鉱物を多く含んでいれば色が薄くなるのです。

ただし厳密にはどんな造岩鉱物がどんな形で含まれているかは肉眼では分かりません。

そこで顕微鏡を使って観察するのですが、その際岩石を薄く切った「岩石薄片」を使います。

7種の造岩鉱物を観察することができます。




◆コーヒーブレイク◆

鉱物や岩石って本当に美しいですよね。

国立科学博物館の鉱物・岩石の展示コーナーを見たことはあるでしょうか?

とてもステキなんです。

美しい鉱物に囲まれて過ごしたーい。家にもあればなぁ。

本物は無理だけどこの図鑑もなかなかいいですよ。

自然が作り出す神秘の美しさに癒されますねー。

おっと、勉強しなくちゃ。




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萩谷 宏、堀 秀道 他

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火山の形とマグマの性質

「火成岩」って聞いたことはありますか?

国会議事堂の外壁、お城の石垣、神社の鳥居などの建築物は火成岩からできています。

火成岩は火山の元である高温のマグマが冷えて固まったものです。

火成岩は深成岩と火山岩の2つに分けられます。

深成岩は地下の深いところでマグマがゆっくりと冷えて固まったもの。

火山岩は地表や地表に近いところでマグマが急に冷えて固まったもの。

とりあえず元はマグマってことを覚えておきましょう。

さて、「火山」と一言で言っても形も噴火の仕方も様々です。

一体何がその性質を決めているのでしょう?

実は火山の形や噴火の仕方はその火山がもつマグマの性質(粘り気)によって決まります。

といってもマグマは火山の地下深くにあるので容易に調べることなんてできませんよね。

どうすればマグマの性質を調べることができるかというと…ここで最初の話に戻ります。

そもそも火成岩はマグマが冷えて固まったものでしたね。

ということはその火成岩を溶かせば元の姿であるマグマに戻るはずですね。

細かく砕いた火成岩を溶けた鉄の中に入れ、溶かしてマグマの状態に戻せば性質も分かります。

粘り気があるか 粘り気がないか

それではこのマグマの粘り気と火山の形の関係を見てみましょう。

あっ、その前にまずは火山の3つの形、盾状火山、成層火山、溶岩ドームについて説明しましょう。

盾を寝かせたようななだらかな形の火山を盾状火山といいます。

ハワイのキラウエア火山が有名です。

円錐状のきれいな形の火山を成層火山といいます。

日本の象徴、富士山が有名です。

ぽこっと盛り上がった形をした火山を溶岩ドームといいます。

雲仙普賢岳の平成新山が有名です。

これらの火山の形とマグマの粘り気の関係は?

マグマの温度が高くて粘性が低い(溶岩が流れやすい)と穏やかな噴火をしなだらかな盾状火山になります。

マグマの温度が低くて粘性が高い(溶岩が流れにくい)と大爆発を起こし盛り上がった溶岩ドームになります。

そしてその中間にあるものが成層火山になります。

日本では溶岩の流出と火山弾や火山灰の噴出が交互に起こり積もってできる成層火山が多いんです。




◆コーヒーブレイク◆

火山のしくみを勉強するにはキッチンが一番!

「世界一おいしい火山の本」

思わずタイトルを2度見しました!

おいしい火山って一体何?????

なるほどねー。

料理やお菓子作りを通して火山の実験をしよう。って本でした。

実験の後は美味しく食べることができるので文句なしです。




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火山ができる場所 ホットスポット

今回は火山ができる場所、ホットスポットについて勉強します。

どうやら火山ができる場所は海嶺や沈み込み帯などのプレート境界だけではないようです。

それでは今回学ぶ地学でいうホットスポットとは一体何でしょう。

まずは地球の内部についてちょいと復習してみましょう。

地球内部は中心から核、マントル、地殻に分かれています。

対流しているマントルの一部はマグマとなって地表に上昇していきます。

この上昇するマグマの流れをホットプルームと言います。

ホットプルームがプレートを突き抜けて地表まで上昇してくる場所のことをホットスポットと言います。

ホットスポットでは地表を突き抜けたマグマが火山となって残りやがて火山島になります。

ハワイ諸島もそのホットスポットの一つです。

できた火山島はプレートに乗って移動していきます。

しかしホットスポット自体は動きません。

次々と火山をつくりだし、できた火山はプレートに乗って移動していきます。

そのためハワイ諸島は、ハワイ島が50万年前、オアフ島が350万年前、カウアイ島が500万年前と、北西にある島ほど年代が古くなっています。




◆コーヒーブレイク◆

ホットスポットについて勉強していたら無性にハワイに行きたくなっちゃった。

ハワイと言えば、美しいビーチ、フラ、マカダミアナッツ、アロハ、ウクレレ・・・

のんびり海を眺めながらハワイアンミュージックでも聴いていたいなぁ。

あっスバル望遠鏡も一度見てみたいな。

ダイヤモンドヘッドやキラウエア火山にも行ってみたい!

行ってみたいなぁ。




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火山ができる場所 沈み込み帯

前回、火山ができる場所、海嶺について勉強しました。

今回は火山ができる場所、沈み込み帯について勉強します。

沈み込み帯とは海側のプレートが陸側のプレートの下に沈み込む場所のことを言います。

この沈み込み帯では海側のプレートが海水を持ち込みながら陸側のプレートの下に100~150kmくらい沈み込むとその周辺の岩石が溶けてマグマができます。

そのマグマが上昇して地下数kmのところでマグマ溜まりをつくります。

やがてマグマは地表近くまで上昇し地表に噴火口が開くと噴出し火山になります。

日本にはプレートの沈み込み帯にできた火山がたくさんあります。

プレートがある程度沈み込まないとマグマができないため海溝付近には火山はありません。

沈み込み帯と平行にマグマが溶ける距離を離して線を引くと火山ができる境界がわかります。

これを火山前線 (火山フロント)と言います。

このように世界の火山分布図を見てもプレートの境界は火山ができやすい場所だということがわかります。




◆コーヒーブレイク◆

プレートの境界付近ってあまり良いことがないようです。

地震に火山、恐ろしいことだらけです。

でももしかしてプレートの境界付近に住むメリットもあるのかもしれません。

美しい富士山があるのもその一つかも。

ポジティブに地球の息吹を感じられる場所に住むメリットを考えてみようっと。




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火山ができる場所 海嶺

火山というのはそもそも地下深くでできたマグマの出口。

この出口って一体どんなところにできるのでしょう。

日本は地震が多いことで有名ですが実は火山も多いんです。

地震列島&火山列島 おー 何て危険な日本なんだ。

日本には1万年以内に噴火したり、今も活発に活動している火山、いわゆる活火山が何と100以上もあるんです。

世界を見ると火山がまったくない場所もあるのにねー。

日本はマグマの出口である火山がとてもできやすい場所なのです。

プレートが離れていく境界である海嶺では、左右に広がっていくプレートのすき間を埋めるように絶えずマグマが上昇しています。

この上昇したマグマが冷えて固まり新しいプレートとなるのです。まさにプレート誕生の地。

要するに海嶺はマグマの出口である火山が無数に列をなしているすごい場所なのです。

海嶺のほとんどは海底にあるのですがアイスランドやエチオピアのように地上に現れている場所もあります。

このように直接見ることができればいいのですが…海の底の海嶺には本当に火山があるのでしょうか。

実は枕状溶岩がその証拠なんです。

枕状溶岩は海の中に流れ出した溶岩が海水で急に冷やされて枕を重ねたような形になった溶岩のことです。

これが海嶺で大量に見つかったということは海底に火山があるということになりますよね。

地球上に噴出するマグマのほとんどは海嶺から出てきています。

大きな水圧のかかった海底での噴火は、地上とは異なり静かに溶岩を流し出しているって感じでしょうか。




◆コーヒーブレイク◆

2014年9月27日の御嶽山噴火は57名もの尊い命を奪いました。

死因の多くが噴石によるものとはその威力に驚きました。

日本に住むからには日頃から地震と火山両方に備えておかなければなりません。

まずは相手をよく知ることから。

日本人にとって地学の勉強ってとっても大切だと痛感する今日この頃です。




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防災対策

地震大国日本に住む私たちは日頃から地震に対して備えておかなければなりません。

例えば大きな災害を引き起こす津波から身を守るには高台に避難すること。

地震発生から津波到達までの時間をどう使うかが生死を決めるかもしれません。

防災訓練を繰り返し、避難経路を日頃から確認しておくことが大切です。

また、緊急地震速報の活用も大きな備えとなります。

地震の大きな揺れがくることを事前に知らせてくれるシステムです。

東日本大震災のときは、テレビ、携帯電話でこの音が流れる度に恐怖を感じたものです。

その仕組みは地震波P波(小さい揺れ)とS波(大きい揺れ)の伝わる速度の違いを利用したものです。

P波(約7km/s)を検知した段階でS波(約4km/s)の到達を前もって知らせるシステムです。

わずかな時間ではありますが、被害を少なくするために大きく役立ちます。

安全な場所へ避難したり、電気・ガスを止めたり、…

何よりも心の準備ができることがありがたい!




◆コーヒーブレイク◆

地域で想定される災害、被災時の対応等についての理解、学校等を避難所とした生活体験などの防災教育プログラムを実践する「防災キャンプ」というものがあります。

避難所作り、火おこし、炊き出し、災害図上訓練、消化体験、救命講習、・・・

これらの体験を通して地域の人材を育成することも災害への大きな備えとなりますね。

私たちは決して一人では生きていくことができません。

互いに助け合っていく、繋がりのある地域づくりが何よりも大切だと感じます。




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